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2007年1月 5日 (金)

修学旅行・1959年

1316195903 小学校の修学旅行は東北地方巡りでした。当時の東京の子供たちにとって、東北地方は遥か彼方のところにある別世界のような地域でしたから、毎日見聞するものが新鮮な驚きばかりでした。日立鉱山・常磐炭鉱・会津若松・新潟を巡る四泊五日の旅行でしたが、私にとってなによりの楽しみは温泉でした。東北の温泉独特の成分が子供の身体にはすぐ滲みこんで、この写真を見ても、皆いっぱしのおやじ気分に成りきっています。

初めての修学旅行は、普段の学校生活では分からなかった学友の性格や、違う面を発見したりなど、名所・旧跡以外にも新鮮な出合いと発見の毎日でありました。

この写真、いわき湯本温泉・山形屋で撮影したものですが、皆、ごきげんに和んでいます。担任の谷川澄夫先生の、子供一人ひとりの特性を引き伸ばす才が優れていたおかげで、このクラスの生徒は勉学に向いた人・スポーツに向いた人・文化芸術に向いた人、それぞれが自分の好きなことを十二分に発揮した素晴らしい仲間でありました。この顔つきをみていてもまさに、夫々が夫々らしくとしか云いようの無い集合写真となっています。

修学旅行から戻りクラスでまとめた文集に載った私の文は[山形屋]というタイトルで次のような内容を書いています。げんかんでくつをぬぎ、女中さんに「よろしくおねがいします」と言って、部屋に入った。ぼく達は、二階の二十二号室でとても広くて気持ちがいい。夜ごはんがすんでから、山形屋のウィンドーで、三春ごまを買った。栄田君も、顔をほころばせて三春駒を・・・。いよいよ、おふろの番だ。ぼくは、てぬぐいを頭に乗っけたので、小原庄助さんの様だった。

Tu はじめの頃は比較的おとなしかった男子生徒も、少しずつ元気が戻って、最後の会津若松市では白虎隊の焼印を押した刀をわれ先と買って、意気揚々と東京に戻ったのです。

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