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2007年1月25日 (木)

BAHCOのモンキー・レンチ

Img_2652 スエーデンが誇るBAHCO社のモンキーレンチを初めて眼にしたのは、吉祥寺の東京サイクリング・センターに殆ど毎日学校が終わると寄って、当時の自転車に関する製品・新情報を見聞していた頃です。今から40年以上も前の話であります。今の競技用自転車などはその殆どが六角レンチを使わなければなりませんが、この頃すでにランドナーに乗っていた私にはこのモンキーレンチが一番強い味方でありました。先代社長の板倉修さんがこの工具を輸入し、その優れた精度に惚れこむ様子は今でも興奮した表情とともに鮮烈に記憶しています。

長さ10センチほどの小さな工具ですが一度ボルトをグリップすれば最後まで緩むことなく完全に締め付けることが出来、さすがに現在は往時の性能を発揮するわけには行きませんが、それでもちょっとした作業には今でも出番があります。当時の日本製の工具が鋼自体に問題があり、消耗品のごとくすぐ使い物にならなくなってましたから、このことに板倉さんはひどく憤慨しており、私にこの道具を持つことを薦めた意味が、単に工具としての優れた銘柄や性能のみならず、ものを作る良心・心意気までも含んでいたと思います。ランドナーのドロップハンドルに付いていた大き目の帆布製のフロント・バッグのポケットにこれを入れてますと、他の工具とぶつかり合うスエーデン鋼独特の高い金属音が、妙に軽快な音に聞こえていました。

Mafax01 そういえば、MAFAXのゴムケースに入った自転車専用の携帯工具キットなどもこの頃購入しましたが、こちらはあっという間に何処かに消え去ってしまいました。生ゴム製のケースの中からぞろぞろと出てくる工具の可愛い姿にもう一度、会ってみたいと思っています、

MAFAX撮影:秋山東一氏

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