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2007年2月25日 (日)

西麻布・1935年

193514 撮影:師岡宏次

今は西麻布と呼ばれている都心の一角は、1980年代より、お洒落な隠れ処の店が密かに話題を呼んでいました。所謂、業界人が夜な夜な集まっては、新しいビジネスチャンスの新鮮な話を聞き漏らすまいと、明け方まで賑わっていましたが、今もそのDNAは衰えず、健在のようであります。

さて、この写真を撮影した師岡宏次氏(1911-1991)は、貴重な東京の写真を多く遺され、風俗や時代考証を検証する仕事に携わっている人にとって、必ず、その写真を通してお世話になる方なのであります。昭和10年( http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/year/1935.html )に撮影された霞町(現在の西麻布)の写真にも戦前の昭和の薫りが満載であります。人気テレビ番組「時間ですよ」のセットのような場面ですが、このアングルから撮影している状況からおそらく笄小学校近辺の崖地から撮影したものではないでしょうか。この近辺、今でもよく自転車で駆け抜けますが、少し奥に入りますと日銀総裁・一万田邸なども遺っていて、それは素晴らしい自然環境にも恵まれ、夏の蝉の鳴き声の大きさにはしばし聞きほれる程です。テレ朝通りに抜ける手前にはこの近辺で最大の邸宅・三井本家の堂々たる日本家屋が在りましたが、十年ほど前にマンションに建て替えられました。01_28 この写真の場所もその殆どがマンションとなってしまったのでしょうが、この貴重な写真を見ると72年前の東京の庶民の生活の雰囲気が良く表れているように思います。

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