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2007年4月29日 (日)

芳味亭のお弁当

Img_6681_2 Img_6684 この時期は日も長くなって、夕方六時過ぎのなんとも言えない雰囲気は、悪くない情緒がありますが、殆どの街が明るすぎる照明のおかげで、その情緒を味わう気分にもなりません。

昨日、家族と久しぶりに出かけた人形町は、少し路地に入れば、まだ昔の記憶が蘇るような艶っぽい気配が漂ってきます。

明治座が盛況だった頃を知るわけでもないのですが、問屋街を背景にしていた街と併せて、芝居・歌舞音曲に関わっている街のもっている正しい姿というものがあるとすれば、間違いなく東京では人形町が筆頭だと思っています。料亭・割烹・洋食・珈琲・和菓子・豆腐屋・甘味所・三味線店・葛篭店などなど、江戸から昭和への系譜が基本的に変わらず残っているだけでも、昨今の巨大再開発街とは違う余裕のある街の営みがあります。ほんのりと陽が沈む前の水打ちされた横丁の路地を散策すると、柔らかな風が横切って手の届く贅沢気分に浸れます。

人形町の仏蘭西式洋食屋・芳味亭でお願いしたお弁当も、隅々までこの風土で育まれた伝統がしみこんで、嬉しい出来上がりでした。昨今のグルメ系の弁当と比較するのも何ですが、姿・かたちに格の違いを見せられました。

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