« 桜三昧ロード | トップページ | 神田にも新しい波が! »

2007年4月 4日 (水)

今宵、フィッツジェラルド劇場で!

Img_6123 先日、銀座テアトルシネマで映画『今宵!フィッツジェラルド劇場で』を観てきました。

場内には、いかにもカントリー・ミュージックを「お好きな方々」と見受けられる方たちで、一杯の入りでした。その反面、所謂、映画好きの方と思しき方々が少ないように思われました。私もその音楽に惹かれた一人ですから、映画の場面を勝手にグランドオールオープリーのステージと舞台裏に見立てて、想像力だけを膨らませて観ておりました。   http://www.youtube.com/watch?v=nkjhnCRqDF0

映画が始まるや否や、楽屋のぴりぴりした状況が伝わり、映像そのものがハンディ・カメラを使って撮影しているような、フレンドリーな臨場感のカットに溢れています。

この映画の原案・脚本・出演を果たしたギャリソン・キーラーが1974年以来、今日も続いているミネソタ州セントポールからの公開ラジオ放送番組『プレーリー・ホーム・コンパニオン』の司会を実際にしていることも、パンフレットを読んで知りましたし、この番組が日本でも極東・米軍放送を通し毎週日曜日・午後4時から聴けることも分かりました。( http://prairiehome.publicradio.org/ )アメリカ中西部の良識的守旧派層を占める地域で、比較的リベラルな指向を以って、商業主義的な音楽とは一線を画した『アメリカーナ』ミュージックを幅広く取り上げていて、カントリーからクラシックまで「素朴ながら洗練され、粋であるが流行的でない」ことが番組のコンセプトにあり、全米でも多くのフアンを虜にしている番組でもあるようです。

この実際の番組の設定を元に映画としてのスパイスを混ぜて、ちょっと懐かしい雰囲気たっぷりの出演者が歌うカントリー・カゥボーイ・ゴスペル・ブルース夫々の音楽もたいへん出来がよく、並みのカントリー・ミュージシャンの数段上をいっていました。パンフレットを読むと日本の芸能界とは少し違ったスタンスの性格俳優も多く登場していますし、先ほど挙げましたが、主役の男優が本職は脚本・小説家であり、実際、このフィッツジェラルド劇場を仕切っている本人であろうとは、気付きませんでした。

バンドのサイドメンにはピーター・オストロウスコをはじめブルーグラス界の名人・職人もこっそり顔を出してましたし、なかなか楽しいステージが主役の音楽ドラマ・人生ドラマ映画でありました。

|

« 桜三昧ロード | トップページ | 神田にも新しい波が! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/29019/5920289

この記事へのトラックバック一覧です: 今宵、フィッツジェラルド劇場で!:

« 桜三昧ロード | トップページ | 神田にも新しい波が! »