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2007年5月 2日 (水)

広重・赤坂の旅籠模様

101_49 広重が描く風俗版画の中でも、旅籠での寛いでいる場面はリアリズムに満ちていて、観る者の想像力が豊かでないと隅々の細部に至るまでの細かい情景描写を読み取る事が出来ません。

江戸時代の庶民にとって伊勢神宮詣りが生涯の夢であった頃の版画ですから、一日中歩いて辿り着いた旅人の安堵感がうかがえるようです。往く人・帰る人が入り混じって丁度、情報交換などで宴たけなわといったところでしょうか・・・。右手のお姐さんも準備万端整えてこれからご出勤のタイミングです。広重は時間のずれを巧みに測って観る側にストーリーを読み取らせるといった点でもなかなかの監督センスに満ちた絵師なのです・・・。

「赤坂」は現在の御油宿から名古屋方面に2キロ程向かった場所で、今も僅かながら旅籠が保存されているようです。http://youjirouwalk.arrow.jp/toukai_walk/37akasaka/akasaka.htm

旧東海道の旅』より  赤坂は小さな宿場だが,良く町並みが保存されていて,旧東海道の紹介に使われる ことが多い.
中でも宿場の中間あたりにある「大橋屋」さんは今も旅籠の営業をしている東海道 でも大変珍しいところだ.しばしばTV番組にも取り上げられる場所だ.
通りかかりに「大橋屋」さんの提灯が見つかったので,ちょっと中を覗いて見たが 営業している気配はなかった.普段はこんな状態で,本格的に営業している分けでは なさそうだった.
土間に素朴なお土産物を並べているのが目についた.
「大橋屋」さんの建物は正徳五~六年(1715~1716) 頃に建てられた古いものだ そうだ.音羽町の指定文化財に指定されている.
もっとあちこちを探索し,ゆっくりしたい町並みだったが,既に少し陽が陰り はじめていた. 先を急ぐことにして, 早々に赤坂宿を出た.

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