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2007年7月 1日 (日)

1964年・西伊豆ツーリング

196402 1964年、東京オリンピックの年の春休みを利用したサイクリング・クラブの西伊豆・箱根ツーリングのスナップです。今では到底お付き合い出来ない強行軍で、天候も安定せず、最悪のツーリングでありました。

この時代、スポーツ系のクラブは根性をしっかりと鍛錬することも前提になっていましたから、傍から見て軟弱と思われていたサイクリング・クラブも例外でなく、厳しい鍛錬の毎日でありました。3泊4日ほどの日程でありましたが、毎日朝から夕方まで、鬼軍曹と称された二人の先輩(右から一人目・三人目)の指揮の下、あの伊豆半島を縦横無尽に走りまくりました。健脚を誇っていた山田隆男君(左から二人目、現在はサクマ製菓・社長)や私(右から二人目)もさすがに毎日の強行軍に疲労困憊し、今のように靴もまともな物がなく相当参ったものでした。

196401 写真を見てもお分かりの通り伊豆の海岸道は当時このような砂利道で、自動車が通れば窒息しそうな砂煙状態でしたが、オリンピックを迎えるために、関東近辺の観光地は舗装化に血道を挙げてましたから、ダンプの往来も激しく、見通しが透明になることなど少なく、砂埃が収まるまでしばしの休憩もあり、目的地までなかなか進まず、ただ一途に黙々とペダルを踏んでいたのであります。

この写真は西伊豆・松崎に向かう途中、みごとな夕日を背景にした佐々山厚さん ( http://www.geocities.jp/aysasayama/ )のスナップでありますが、一同、相当にお疲れの様子がうかがえます。そして西伊豆ツーリングのあと箱根ツーリングを楽しむ予定だったのですが、突然の春雪に遭遇。温泉に浸かって疲れを癒すこととなりましたが、帰路の箱根の坂も当然雪が至る所に残っていましたから、これも相当な恐怖を以って下っていきました。まだまだ寒い頃でしたが、今となっては厳しき中にも良き思い出のワンシーンであります。

それにしても3月の寒い時期、若かったとはいえ、ショーツ姿がお元気な颯爽とした一団であります。

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