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2007年7月 4日 (水)

箱根・夏の学校 1955年!

532195502 日本国内にも、美しい景観は此処彼処にあるのですが、残念なことにパノラマ的な広がりを堪能できるところは限られていて、大多数はその美しさが途中で分断されてしまいがちです。

東京から至近距離にある箱根は、芦ノ湖とその周辺の小高い山が絶妙なバランスを保っていて、優雅な滞在型のリゾート地でありましたが、82e5dba71 獅子文六著・『箱根山』で描かれた観光振興をめぐっての電鉄系会社同士の覇権争いの結果、観光施設の乱立となり、今のようなバス団体旅行中心の、忙しい日帰りコースに成り下がってしまいました。

 、さて、下の画像はイギリスの湖水地方・グラスミア湖ですが、50年ほど前の箱根芦ノ湖周辺はこれとそっくりな雰囲気が至る所に見られ、子供ながらに、そのパノラマ景色に惹かれたものでした。現・山のホテルから樹木園に至る小道は、その当時泥道でしたが、なかなか野趣に富んだ原始的光景も垣間見る事ができて、私にとって明るい印象の一方、暗く怖い道を歩いた印象もあります。

又、学園寮のあった北側の丘は『浴風台』と呼ばれ、壮大な草の生い茂る丘となっていて、草の香りも清清しく、毎年の夏の学校で思いっきり走り遊ぶことができたことも、良き思い出であります。

この丘の奥には、仲間内で『幽霊屋敷』と呼んでいた、旧い立派な別荘が朽ちた状態で残っていて、先生から「あそこに行ってはいけない」と言われていたにも関わらず、怖いもの見たさの何人かでそっとでかけました。当時、人気だった少年探偵団の小林少年を気取ってみたりしましたが、小説の世界とは異なり、現物を目の前にすると、勇気百倍というわけにもいかず、恐る恐る引き返すだけでした。

509さて、私などはこのイギリス・湖水地方辺りの美しすぎる景観画像を見ているだけでも、「生きてて良かった!」などと思いたくなりますから、景色が人間に及ぼす作用には、計り知れない効能があるのでしょうね・・・。

グラスミア湖の写真撮影:辻丸純一

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