デュフィ・日陰が欲しい!
デュフィの絵の中でもひと際、写実的な一枚です。さらっと、洒落たタッチの筆勢で描いたものとはちょっと趣きが異なっていて、珍しくしっかりと対象を見て、忠実に描こうという気持ちが入っています。
この木が何の樹木種なのか定かでありませんが、地中海の町に見られる日陰のための『木一本』に違いなさそうです。
地元の土を焼いて作った屋根の色と、海の群青色の深さの色相がシンクロして、強い夏の一日をインスパイアできます。
これまでの海外旅行では盛夏を体験したことがありませんが、南仏のきらきらした日差しの下で、町のひなびたカフェで絞りたてのオレンジ・スカッシュを飲んでみたいという、些細な願望があります。また、更なる願望としては、走れるうちにロード・レーサーでツールのコースを楽しんでみたいと、思っています。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント