外堀通り・1880年
こういう写真を見せ付けられると、外堀通りは確かに、いにしえは堀だったと実感できるのです。
明治10年前後にベアトによって撮影された、現・新橋二丁目交差点から虎ノ門・溜池方面を望んだ景観であり,左辺りには今、堀商店 ( http://www.hori-locks.co.jp/ )があります。今やビジネス街・飲み屋街でありますから全く面影のひとかけらもありません。皇居周辺だけでなく、せめて外堀通りまでは往年の姿を留めておいて欲しかったものです。
日本人が案外と過去に拘らないことは様々な分野でも顕著でありますが、せめて景観だけは過去に戻れることならば、戻りたいものです。日本橋復興計画も、現実のものとして見えてきたわけですから、いよいよ、江戸復興一大プロジェクトとして、東京都心の水辺の復興・再構築などを夢見るのも良い趣味でありましょうか・・・。
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