軽井沢便り・その三
連日35度以上の気温となっている東京のようですが、軽井沢はここ何日かの温室のような湿気まみれから脱却して少し、幾分涼しさが戻ってきたようです。この日も菊池仁志さんの個展会場・日動画廊に親戚一堂と押しかけ、中には学生時代の菊池さんを知っているお方もいてしばし談笑のひと時となりましたが、名うてのシティ・ボーイだった菊池さんも今や人並に記憶も定かでないことも多々あって、その会話の流れにも時々堰き止めがありました。
皆さんと別れ、私はいつものように軽井沢の奥に向かいまだ湿気に満ちた南国状態のアンリ・ルソーの画風のようなスポットでしばしオゾンをいただきました。この界隈はショー氏記念碑の先、二手橋を渡り左折して登っていくと、空気の切れ味が突然変わって、立っていても空気の流れに身を委ねている感覚があって、必ず立ち寄るスポットです。湿度の高さは石垣から伸びるしだの葉にも現われているようで、ずいぶんと南国的に育っている感じです。いわゆる軽井沢らしい小道と苔むした土手の場所も、植物の伐採が進むこの地域ではやがて、退化してしまうのでしょうか。
さらに少し登りますとご覧のような廃墟を発見!。
屋根からは植物が成長し始め、やがて、この物件は植物の中に埋もれてしまう運命かもしれません。
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