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2007年8月12日 (日)

軽井沢便り・その二

Rimg0531_2 Rimg0522 Rimg0524 Rimg0518_2今や、軽井沢でさえ、アウトレットの集客に味を占め、いよいよ軽井沢駅もビルにして品川駅のようなことを目論んでいるようですが、私はそんなことにもお構いなく、ひたすら懐かしの中仙道を峠に向かって散策しました。と言っても、つるや旅館 http://www.tsuruyaryokan.jp/topics/topics.cgi からほんの5分ほど車を使えば碓氷峠に行けるのですから、お気楽な話ではありますが・・・。

さて、この碓氷峠にもなかなか面白そうな商いの客引き合戦のような気配を感じ、ちょっと覗いてみることとしました。その昔、旅人は横川側から峠に向かいこの頂で力餅をいただくというのがお約束のようで、さしずめ現代でいえば「とりあえず・・・ビール!」といったところでしょうか。今では六軒ほどの店が伝統を背景にしのぎを削っていますが、ここは400年以上も続く旧峠側の『あづまや』と熊野神社前の『しげの屋』に的を絞ってリサーチしてしまいました。どちらもレシピは変わらず、あとは餅の触感とあんこ・おろし・きなこ・くるみ・ごま、それぞれの素材の違いということになってしまうのでしょうが、私はさらに店からの絶景の違いと女将さんの様子を比較してしまいました。峠からの眺めはどうみても『あづまや』からの妙義山の造形を堪能できる方に軍配を挙げますし、個人的には,あづまやの女将さんにその素朴ながらの品性の美しさに好感をもってしまいました。

包装の意匠も何故か酷似していて、この辺りの話も曰く因縁がありそうですし、本家と分家といった絡みもありそうですし、いやはや・・・ちょっと小説ネタとしても十二分に面白そうな背景がありそうです。

今や旧・碓氷峠から上ってくる人も少なく、圧倒的に軽井沢からの観光客を相手の時代となってしまいましたから、状況は昔と異なってしまったでしょうが、各店ともに美味しい味に精進されんことを願わんばかりでありました。

さて、あづまやは軽井沢旧道・つるや旅館の隣に分店を出していますが、ご時世なのか私にはカジュアル過ぎて馴染めず、もう少し小ざっぱりした正統な甘味屋にされ、以前、向かいにあった近藤長屋の雰囲気に差し戻されることを祈っております。それでないと、目の前には何故こんなところに!と訳の分からない無国籍モダンで固められた空虚で人の気配のしないブライダル会社の運営するスペースが出来、ウエディング・ドレスがガラス越しに陽射しを浴びて黄ばんでいそうで、笑って済まされないほどの恥ずかしい状態ですし・・・、それ以上に軽井沢の歴史・過去との繋がりが途絶え、間抜けな抜け殻のような観光地に転落することは、もう許されることではありませんから・・・。

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