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2007年9月16日 (日)

1957年・庭の絵

19571502 小学校4年生の頃、マジックインキを使った絵の技法にも試行錯誤しつつ、ずいぶん慣れてきたのですが、強烈な臭いも相変わらずでしたから、部屋の中で描くよりも外の方が臭いが溜まらず少しは楽でしたし、眼も痛くならずに済みました。

家の北側にあった父のアトリエには世界の画家の画集があって、時々観ていましたが、この頃はゴッホの色使いに強烈なインパクトを受けた記憶があり、その雰囲気を真似て家の庭を描いたのがこの絵です。

左の家は1954年に家を建て替えたときの廃材を使った四畳半一間の小屋のような建物で、ここには私の従兄弟が二人、信州から上京、下宿していました。正面の緑色の樹は青桐で、小さい頃からずーっと緑色をしていたこの樹を「奇怪な樹だなあ!」、と思っていましたし、春になると青臭いにおいを発して、他の木にはない独特の雰囲気でした。

この絵を描いた頃は,丹下左膳・赤銅鈴の助の漫画やラジオ放送が人気でしたから、買って貰った木刀でこの樹を相手に剣道のまねごとをしてましたので、青桐の木肌は傷だらけとなっていました。4021955

実際の庭をやたらと濃いオレンジ色・ウルトラマリン色で描いているのはまさしくゴッホ風に仕立てた名残であります。

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