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2007年9月15日 (土)

本郷・1962

196211 本郷の堂々たるニッポン風景であります。

1962年といますから、日本の産業デザインが大きく新しい時代に向けて動き出し、経済も2年後の東京オリンピックに向けて動き出した頃ですし、ちょっと前には銀座松屋にグッド・デザイン・コーナーが出来て、ようやく生活にも先行きの明るさが見えてきた頃です。

この写真の中央に置かれている電話ボックスこそあのGK・インダストリアルデザイン研究所の金字塔ともいうべきもので、背景とのコントラストを見れば、いかに当時のデザイナーたちがモダンデザインに憧れていたかが一目瞭然であります。今ですと、「電信柱も一緒に変えなかったのは何故か」などと,環境デザインの観点からすれば「如何なものか・・・」という意見も出てしまいそうですが、この時代はモダニズムのモノこそが起爆剤だったのです。

きっとこんな電話ボックスを突然置かれたしまったこの界隈の長老などは、不機嫌な顔をして町内会のお歴々を従え、この中に入ればたいへん熱い不思議な箱物を囲んで、睨みつけていたに違いありません。

今はこの辺り、マンションの乱立で空など全く拝めません。

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