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2007年10月 2日 (火)

さいかち坂・1899年

1899 Photo_20 ベアト撮影による、皀角(さいかち)坂を、現在のアテネ・フランセ辺りから水道橋・東京ドーム方面を望んだ光景です。1899年の撮影ですが、明治維新(徳川互解)から20年ほど経つと殆ど江戸の風景はいたるところ消え去って、この写真などはイギリスの工業都市と見間違えるばかりの光景です。遠くの長い煙突の見える辺りは明治4年(1871)水戸徳川藩邸から陸軍東京砲兵工廠となって、陸軍歩兵銃器を中心の武器の製造工場でありましたが、大正12年(1923)の関東大震災であっけなく崩れ落ちてしまいました。現在の後楽園遊園地・東京ドームはその跡地に作られました。

実はこの坂、かなりの勾配がありますが、早朝ですと正面に朝日を浴び、その神々しさに御利益がありそうだなどと勝手に思い込めますし、周りの風景がかもちだす、落ち着いた雰囲気が好きで、私の早朝単独走行の定番の坂です。この坂を上って右に曲がるとと文化学院などがありますが、今は工事中であのフランス的な雰囲気の校舎は入口だけ残され、あとはビルになるようであります。それでもマロニエ通りと呼ばれている一角は、IT中心の街にはない、独特の大人の余裕というものが見え隠れいたします。

神田の頂にあるこの近辺は通り抜ける風も涼しく、夏には欠かせない都心の自転車徘徊ルートですし、秋には枯葉の舞い散るちょっとアンニュイな雰囲気が、これまた捨てがたいのであります。

Kanda103 Kanda203 Kanda303 さて、この周辺の江戸・明治・現在の地図を比較して気付いたのですが、名庭園・小石川後楽園のスケール・レイアウトがずいぶんと変化していますし、特に池を回遊する道筋があまりにも違い過ぎて、こんなことになっているとは・・・、仰天でありました。

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