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2007年10月 3日 (水)

安野光雅の英国眺望

209_1 安野光雅さん http://www.town.tsuwano.lg.jp/anbi/anbi.html の水彩画は、日本的淡彩画法の教科書的存在といえるでしょう。独特の哀愁を含んだ表現には、きっと彼の育った津和野の自然環境が大きく影響していたのかも知れません。

イギリスの田園風景を描いた画集を開いてみると、その哀愁がぴったりと対象の風景とマッチしていて、気持ちを和らげてくれます。筆のあしらいが、海外の景色を描いても日本的になるかどうかは分かりませんが、とにかくその淡く柔らかい表現が日本的なのであります。

この景色も哀愁に富んだ秀作で、秋に向かう頃の季節でしょうか、木の葉も心持ち黄みを帯びていますし、画面全体にセピアの濃淡を隠し味にして、暮れ行く前のほんのひと時の安らぎが感じられます。

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