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2007年11月13日 (火)

丸の内・LIPSETT

Rimg4301 Rimg4304 Rimg4320 Rimg4325 Rimg4327 株式会社ワールドが、村松周作さんをクリエーティブディレクターに招いて立ち上げた『LIPSETT』(名前の由来は豪華客船・ノルマンディー号の解体前のニックネーム)http://www.world.co.jp/news/brand/2007/0611.htmlの店舗が丸の内・日比谷通り沿いに出来て半年近く経ちましたが、ようやくこの日、訪れることが出来ました。村松さんはメンズファッション業界ではなかなかの剛毅な気質の人で、これまで影の人として多くのブランドのマスターピースを作り上げてきましたが、このLIPSETTは村松さんのこれまでの集大成・頂点とも思えるほどの、私世代にはとっておきの商品構成となっています。ラルフ・ローレン、ポール・スチュアート、パパス、などと同一線上のトラッド系カジュアルグループに属しますが、アイビー・トラッドを経験した世代を主対象に、さらに上等な素材とクラシックながらブリティッシュとフレンチの薫りを盛り込んだ『上質な男の日常着』のデザイン処理は、今一番の冴えを見せてくれます。日常着にも関わらず、旅を隠し味にしていますから、ちょっとしたディテールに親爺臭くない処理とパーツが加味されているので、この辺りも泣かせどころかも知れません。

男の定番アイテムとしてジャケット・スラックス・ニット・シャツから雑貨まで、店舗内はしっかり組み立てられた商品政策とヴィジュアル・マーチャンダイジングによって、イリュージョンがたっぷりです。店内中央にある1930年代の豪華客船・ノルマンディー号のみごとな模型を見るだけでも一見の価値ありですし、雑誌PENでもお馴染みの山口淳さんがアドバイザーとして参画してますから、ヴィンテージ雑誌から写真集、ポストカードに至るまで、さらに小さな小物までが手を抜かない完璧な拘りを貫き通しています。

平積みされていたLIPSETTOのコンセプトブック「LIPSETT BOOK A to Z for BON BOYAGE」 http://openers.jp/selection/004.html を買い、家で捲るとこれが又、しっかりとした一家言の持主ばかりによる『旅と海』にまつわる執筆が目白押しですし、写真・編集も秀逸で豪華なものです。これだけ時間とお金を掛けた本にもしばらくご無沙汰でしたから、大満足でありました。因みにこの本は、¥1,260という驚愕の安価でありました。

尚、11月15日から12月14日まで1960年代から70年代にかけての貴重なフランスのキーホルダーが展示・即売されますから、見逃すことはありません・・・。

村松周作(むらまつ・しゅうさく)1948年生まれ。神奈川県・横浜市出身

リプセットすべてのクリエイティブ面を統括する、クリエイティブディレクター。
3ライン「LIPSETT」、「T6B-S」、「COTE DE RUAN」の企画・デザイン、セレクト商材の買い付け、店舗企画まで、すべて自身で行っている。
メンズファッション学院卒業後、20才で渡仏。
パリでテキスタイルデザインの仕事を経て、フリーで有名ブランドにコレクション用のファッション画を提供する仕事をしながら各国を旅する生活を続ける。
75年帰国、「コゾーカンパニー」を立ち上げ人気を博する。
84年、コゾーカンパニーを解散、新たに「ワークス」を設立、DCブームを支える人気ブランドのひとつとして支持を集める。
同時期並行して国内多くのアパレル会社でアドバイザー、ディレクターとしても活動。
「ワークス」解散後、91年、(株)M16設立、デザイナー活動を休止、CF、映画、雑誌のファッションディレクターとして活躍する。

Book LIPSETT BOOK AtoZ for BON VOYA―旅と海をめぐる、26文字の冒険

販売元:東京美術
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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