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2007年11月10日 (土)

銀座松屋がルイヴィトンに明け渡し!

Rimg4311 松屋銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-1211)は11月5日より、ルイ・ヴィトンジャパン(港区)とコラボレートしたアートイベント「スペシャル クリスマスデコレーション」を開始した。

 同イベントは同店の外壁をトランクに見立て、2003年に発表されたアーティスト・村上隆さんデザインによるカラフルな配色でルイ・ヴィトンのシンボル「モノグラム」をデザインした「モノグラム・マルチカラー」を配置、30分ごとにイルミネーションが変化し、青や紫などさまざまな色のモノグラムが浮かび上がるもの。アートイベントとしては同店初の試み。

 昨年9月、15億円を投じリニューアルを行った同店の外壁には17万6,400個の発光ダイオードが埋め込まれ、1,670万色の色彩を表現できる。イルミネーションの配色も村上さんが担当「実際に村上さんも見に来た」(同店広報担当者)という。

 同担当者は「クリスマスなので何かできないかと考え、ルイ・ヴィトンさんへお話しをしたところ今回のコラボレーションが実現した」と話している。

 実施時間は日没30分前~24時。12月25日まで。(銀座経済新聞・11月8日)

この銀座経済新聞記事は11月8日のものですが http://ginza.keizai.biz/ 、昨日銀座を歩いていて、はっきり言って唖然としたのであります。こともあろうに銀座、否、東京デパートを自認する松屋がその誇りを捨て去って、ブランドの力に全面降伏してその全てを明け渡してしまったとは・・・。ちょっと考えすぎと思われるでしょうが、このようなことはプライドのある百貨店ではあり得ないことで、間抜けなお姉さん相手の受けがよさそうであれば、何でも許されるのでしょうか?。自社の構想力・構築力が際立つ伊勢丹などでは考えられないことですから、今や銀座松屋の人材はトップから現場まで丸投げ体質が浸透してしまったことに他ならないと勘繰られても仕方ありません・・・。ちょっと、というか、まったく残念の極みであります。確かに松屋と伊勢丹は兄弟のように人・モノ・カネが流通していたものの、いよいよ来年4月には松屋にとって青天の霹靂であろう、実質的な伊勢丹の三越買収劇が現実となり、近々、銀座・三越も伊勢丹色となりましょうから、裏切られた嫉妬か断末魔のあがきの恥知らずのパフォーマンスと思われるのが、オチかも知れません・・・。

さて、百貨店が時代を映す鏡と言われたのも1980年代前半までで、それ以降は不動産業のリーシング発想が主流となって、場所貸し業が主流となり、残念ながらこのような状況では自分で考える優れた人材など育つわけがありません。今では、時代の先を読むとは・オリジナルとは・差別化とはどういうことかを熟知し交渉しリスクをもって実践できる、「伊勢丹の優秀な諸氏」のみが各界で大活躍しているのが現実ですし、更に伊勢丹の若い世代にも連綿としてこのDNAは引き継がれているのです。

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