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2007年11月 3日 (土)

薫る景観

Cibvc 自転車をただ我武者羅に走るだけの道具としてでなく、自分の生涯の徘徊の友として楽しむには、自分の漂っていたい景観イメージをしっかりと掌握しておくと、ぐっと楽しみ方に深みが生まれるというものです。

高校時代のほぼ毎週末、沼さん・有吉さんという東京サイクリング・センターで紹介していただいたお二人に、しょっちゅうお誘いいただき、若造の私はこのご両人の言うこと、為すこと、立ち振る舞いをしっかりと目に焼き付けながら、一時は兄弟のように一番後ろから必死にくっついていったのであります。

そして分かってきたことは、自転車を中心にその周り(工学・文化・風俗・趣味・地域性・・・)までも自分の守備範囲にしていかないと、たんなる自転車馬鹿でしかないという明快な事実でありました。

最近の私のブログにはFrank Pattersonさんの挿絵が頻繁に登場しますが、この挿絵のことをを教わったのも、確か有吉さんだと記憶しています。この挿絵の凄さは何といっても自転車の乗り手としても一流であったに違いないFrank Pattersonさんの、臨場感そのものであります。自転車部品その他ハードを描かせたらフランスのDaniel Rebour http://landship.sub.jp/stocktaking/archives/000661.htmlさんには一歩譲るものの、自転車と景観との関係がお互いに邪魔せずしっくりと収まっていますから、40年以上経っても私にとっては、色褪せないイラストレーションのマスター・ピースなのであります。

そして、英国人気質のむやみに新しさを求めない大人の腹の据え方こそ、自転車を通して知り得た人生観の収穫であったのです。

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