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2008年2月28日 (木)

1960年代のマーク・シンボル

Trade_mark_simbol820Trade_mark_simbol420Trade_mark_simbol1420   日本のグラフィック・デザインのTrade_mark_simbol320先駆けの偉業を成し遂げた亀倉雄策さんが、1965年に河出書房から出版した『世界のトレードマークとシンボル』に載せられた世界のマークを初めて見た時、その美しさと力強いかたちに感動しました。 世界のデザイナーから亀倉さんの所に集められた2000点以上の作品から763点に絞ったものが掲載されたのです。亀倉さんの独自の審美眼が「記号による同一性の認識は立派な世界語」という哲学を背景に、「鋭く・美しく・判り易く」のフィルターを通して、豊かな表情を持って生き生きと、そして、整然と並んでいます。「コーポレート・イメージの基礎はトレードマークから始まる」という確固たる考えを持った亀倉雄策氏だからこそ、成し得た、デザイン界の著書の横綱であります。

当時の価格で4,800円という価格のため、私はアルバイトの掛け持ちをして、この本を手に入れました。今も時々、本棚から出しては見ていますが、昨今のパソコンでいとも簡単に作れてしまう時代とは違い、烏口・コンパス・定規・そして本人の眼と考えから生み出されたこの時代のマークには、アナログの良さが凝縮しています。

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