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2008年2月17日 (日)

古書店の拾い物!

Img_7723_2 Img_7728 Img_7726 Img_7727 Img_7724_4 神田神保町は、時間の許す限り、頻繁に通っているのですが、昨今の家庭環境の状況なのか、大きく重い本の需要が悲惨なほど少なく、その結果、価格の大暴落を招いていて、逆に趣味性の高い豪華本などに興味のおありの方にはまたとない大チャンスでもあります。

先日も悠久堂書店の路面のダンボールの中に昭和43年・淡交社刊行の『日本の文様 風月・花鳥2~3』のセットがなんと一冊800円という価格で放出されていました。さほどの豪華本ではないものの、北村四郎・吉田光邦・田中一光のトリオでまとめられた日本の意匠史に燦然と輝く大仕事の本を見つけた時はその価格に唖然といたしましたが、時代の流れはもうこのような立派な内容の本を必要としていないと思うと、少しさびしい感覚を持たざるを得ませんでした。

この本、単なる意匠の本と思うと大間違いで、花鳥シリーズでは、その分類自体が北村四郎氏の専門である植物史・植物地理学に立脚し、図録の解説にもきちんとその体系が反映されています。また一方の風月では、天・地・人という中国で創案された三才の分類に決まり、日本の明治期までの知識思考様式のひとつに自然観察の手法が採りいれられていた、などということにも展観しています。

このシリーズ、本来は全四巻なのですが花鳥の第一巻が欠けていて今探してもらっていますから、いずれ登場するまでの時間をしばし手に入れた三冊で勉強いたします。

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