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2008年2月27日 (水)

百瀬博教さんの遺したもの

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百瀬博教さんに初めてお会いしたのは、1996年頃(?)、日本橋三越で開かれた『スノードーム展』の時でした。この日は生活雑貨の商品企画の用事があって早朝から三越近辺に出向いていたので、開店と同時に会場に押しかけました。勿論一番客でしたから、そのことを百瀬さんはたいへん嬉しがってくださり、これがきっかけでその後鳥越祭りから上野・浅草散策に至るまで、私にそれまで知らなかった世界を見聞させていただきました。とりわけ、その繊細過ぎると思わんばかりの周囲への気配りなど、私にはまったく備わっていない部分を通して勉強させて貰ったことがあまりに多く、今年1月27日、亡くなられたこと自体が未だに私は実感を帯びて参りません。

昨年7月に出版された『写真館』は、以前、限定出版されたものの復刻版ですが、百瀬さんの生まれてからのストーリーが昭和風俗史、それもとびっきりの遊の世界と絡み合って、絶妙な面白さと男の真剣勝負の気合に満ち溢れています。ご本人は「私は思い出に節度がない」と仰っていますが、人間の出会いと別れ・・・など、その時々、節度がなければやってこれなかったであろう場面場面の真摯な態度が、読む側にもそのシンプルな表現を通してストレートに伝わってきます。

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