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2008年2月11日 (月)

神田ささま・下萌

Rimg6586 土曜日の夕方からの雪がしっかりと降り積もって、日曜の朝の庭先は5センチ以上でありました。

このような風景にぴったりなのが、神田駿河台下にある和菓子匠・ささまhttp://www.sasama.co.jp/top.htmlの『下萌』という銘の生菓子です。

雪に埋もれて、今にも出ようとしている地中の草を象徴的に表わしたこの逸品は、江戸的感性でなければ生まれそうもない、実に植物生態観察視点からインスパイアされたものです。きんとんで表わした簡素なものですが、京都系和菓子に観られる都の雅さ・花町の艶やかさはないものの、野趣的な薫りをもちこんだこの品には江戸生菓子意匠のもっている自然界を師匠とした控えめな感性が充分であります。

和菓子界もご他聞にもれず、若い女性を取り込むのに躍起となっているのでしょうが、ささまをはじめとする頑固一徹系の職人魂に満ち溢れた店は風俗に媚びず、ただ一心に先代の感性の普遍性を繋いでいるばかりで、そこが却ってある種のモダン性を秘めているのであります。

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