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2008年2月 5日 (火)

サントリー・おもしろ冊子

Rimg6431 Rimg6437 Rimg6440 04 Rimg6439 サントリーという会社は、伝統的に企業姿勢のメッセージから販促に関する具体物まで、同業を含めて日本の企業の中では並外れてセンスよく、その文案から写真、レイアウトに至るまで、ストレートなメッセージを永年発信しています。そこには山口瞳・開高健・柳原良平というサントリーの三羽烏が典型を創りだしたからに他ならないと思いますし、彼らの遺伝子を引き継いだ一月の成人式に関する伊集院静氏のメッセージも、出色でありました。

さて、この三冊はバブルの最盛期・1980年代後半に酒問屋などに配られた、SUNTORY SPARKLING BOOKSUNTORYSPIRITS&cocktail BOOKSUNTORY HOT BOOKというそれぞれの洋酒の飲み方を含めたレシピも詳細な、男の趣味の世界に関わる読み物満載の冊子です。それぞれの内容は異なるものの、執筆陣からカメラマン・デザイナーに至るまで、サントリーのセンスが隅々に至るまで手抜きなしの出来栄えですから、今でも気に入った文庫本と同様に見る機会の多い冊子であります。

たかが販促品の類とはいえ、傑作『洋酒天国豆本』の伝統なのか・・・、力を抜かずに尚、楽しさ満載・凝りまくったディテールの連続の冊子は、広告屋さんに任せず自ら方向性と押さえ処を決めていくからこそ、その中身が鮮明になるのでしょう・・・。

平然と生きる人であれ

新成人おめでとう。

君は今日、どこで、何をしながら、成人の日を迎えただろうか?祝福される人もいれば、一人でいる人もいるだろう。

成人を祝うなんて古い習慣と思うかもしれないが、そうじゃない。世の中には二十歳を迎えられなかった若者が大勢いる。

ほとんどの人は無事に生涯を送ることができない。それが私たちの生だ。生きていることがどんなに素晴らしいか、若い時にはわからない。私も当り前に思っていた。

だが君はいつか生きている意味を思い知る日がくる。ただその意味を知るために私たちは生きているんじゃない。もっと大切なことがある。

それは、人間は己以外の、誰かの、何かのために懸命に生き抜くことだ。

『人のためだけに?そんなの変だよ・・・・・・』 変じゃないんだ。今、日本の大人たちがなすすべての醜さは、それができていないからだ。

そうすれば君に見えてくる。世の中が、人間の生が、いかに哀しみであふれていることが・・・・・・。

それらの哀しみを平然と受けとめ、どんな時にも、君は、そこに、スクッと立っている人であって欲しい。

そのためには心身を鍛錬しておくことだ。頭ばかりが動いてはダメだ。

ひとつしかないこころと身体を強くするのだ。こころと身体で汗をかけ。

その汗は、今日から飲める一杯を格別に美味しくするぞ。強いを目指す君に乾杯。

強いを目指す君に乾杯。

伊集院 静

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