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2008年4月 2日 (水)

桜祭り・熱海 1949年

5 1949年(昭和24年)、熱海駅前の土産物店の様子です。装飾に桜の花が満開ですからこの年の『熱海温泉桜祭り』の頃でしょう。この翌年、熱海は大火に遭って、海岸通りの木造建築の旅館は姿を消してしまい、やがて来る大衆化に路線を変更して高層ホテルの観光地となって今日に至っています。

戦後間もない頃の、まだ其処彼処に長閑な温泉町といった風情に溢れたこの写真もGHQ報道局カメラマンによるものです。

販売員というよりも売り子さんといった風情の店員さんは、ずいぶんきちんとした感じですから、きっとこの店の社長のお嬢さんか、あるいはご親戚が総動員といったところかも知れません。散策する観光客の男性陣もスーツにソフト帽と紳士そのまんまで、なんとなく微笑ましい感じさえします。この店で扱う品物には何故かタオルがいっぱい重なって置かれてますから、当時はこれが売れ筋商品の筆頭グループだったのでしょう。タオル柄の人気キャラクターとしては先ず「貫一・お宮」か、当時、勢いのあった「熱海芸者のお姐さん」といったところでしょうか・・・。この写真からは窺えませんが、当時の熱海土産で人気だったのが椿油で、私の子供の頃、家の洗面所に置いてあったのを覚えています。黒檀・紫壇で出来ているかと思われる什器の中には饅頭の類が陳列してますが、たとえ見本ともいえども春の日差しを浴びて、汗ばんでいたことでしょう・・・。

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