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2008年4月25日 (金)

ささまの春

Rimg9042 お菓子の世界にとっては、洋菓子・和菓子の区別なく春の時季こそが、夫々の店の感受性を存分に発揮でき、店格を含め最も競争厳しい頃でもあります。

最近は、無理やりといってもよいほど奇をてらったり、連綿と繋がる和の歳時記を無視したり・・・、普遍的な美しさを無視したエセ・アバンギャルド派といえそうなグループも台頭しています。

それでも神田・神保町のささまクラスともなれば、軽薄な受け狙いなど関係なく江戸・ニッポンの美しさを、堂々と表現していて、その姿には迷いも衒いもありません。ましてや、京都系の和菓子に代表される、呉服・小間物分野からの意匠にも似たような雅さなど、さほどなく、粋一筋の直球勝負のような清清しさです。

この日、花筏・菜種・都の春・花の宴・春霞、と名付けられたシンプルな五品に合いそうな器として、かれこれ40年程前から使っているフィンランド・アラビア製陶の皿を選びました。この皿は今日も生産し続けられる、ロングセラー商品ですが、1960年代に作られた彩色の方がはるかに深みがあって、落ち着いています。

そのミッドナイトブルーの皿に映えた夫々の菓子との相乗効果が、和的という観念を超え、ひとつのオブジェとして、美しさが更にインターナショナルなグレードへと、ジャンプしてしまいます。

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