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2008年4月 5日 (土)

富士山のオンパレード・大屋書房

Rimg7912_2 Rimg7914_2 Rimg7915_2 Rimg7916_2 神保町は大屋書房 http://www.ohya-shobo.com/ を通り過ぎようとしましたが、ウインドウ越しに展開されている富士山のオンパレードに、脚が止まってしまいました。

広重・北斎など大衆性のある人気作家の手に拠るものではなさそうですが、夫々に、職人のクリエーティヴィティが感じとれます。見開きをわざわざ二つの枠に分けて、尚、右枠を飛び出して富士山のてっぺんが突き破っているなど、こればかりは富士山の壮大さを体感しているからこその、アドリブというか、即興アレンジの極意のようであります。日本橋河岸の作品など、広重の俯瞰の雄大さはないものの、築地に働く町人の風俗がいきいきと描かれていて、風俗画として、毎日眺めていたいものです。その他の二点もこの時季に相応しいモチーフで、気分晴れ晴れとなります。

「大屋書房」は古地図・浮世絵・古文書の専門店として、老舗に相応しい品揃えで定評がありますが、街往く人々にも楽しんでもらおうと、ウインドゥの歳時記展開に趣向を凝らしていて、見逃せないのであります。この店の少し先にある、和菓子の「ささま」も江戸和菓子の伝統を頑なに受け継いでいて、この二店舗は神田でも少なくなり始めた、日本の歳時記を商いを通して、視覚的にきちんと反映させている店です。

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