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2008年4月17日 (木)

シナトラの時代はもう帰って来ない!

Iuhgcx BS日本映画専門チャンネルの定番『社長漫遊記』『続・社長漫遊記』を最初から最後まで笑いこけながら鑑賞していると、この昭和30年代の森繁久弥・三木のり平・小林桂樹・加藤大介の4人組の台本どおりとアドリブが入り混じった台詞回しに感心しつつも、つい今の役者と比較してしまうと、粒の小ささが気になってしまいます。

この映画に登場する飛行機はもちろんPAN AMで、私世代を含め上の皆さんにとっても憧れの飛行機でありましたし、あの航空バッグのセルリアンブルーの色彩に白抜きのロゴマークは今でも新鮮であります。Snowycynimg600x4501187662191rimg062

高校時代には、クラスの友達の父君が海外出張するなどということを小耳にはさんだりすれば、バッグを何とか・・・などと無理な願いを何人かで頼んだりしましたが、その律儀な大正生まれの父君は息子の友達のために、どうやって頼んだか判りませんが、相当な数のバッグを手に入れ、お土産として賜りました・・・。

さて、フランクシナトラの『Come fly with me』を久しぶりに聴きますと、飛行機旅行が憧れの頂点であった1950年代の薫りを振り撒いてくれます。Billy Mayオーケストラのビッグバンドサウンドが秀逸で、豪華さ・明るい未来を楽器に託して、普通の人々のゆとりと遊びの欲望をがんがん後押ししています。さらにシナトラのボーカルは大人のオーラが飛び散り・・・、など、この時代は大人のよい趣味が主導権を握っていた最後の頃でもあります。

Flypanda1 Sweet1 D02_95751 それにひきかえ、今やダンピング競争の結果、大衆化にすっかり染まってしまった日本の航空会社各社は、何とかせねばと躍起になり、止せば良いのに某代理店提案に全面降伏してしまい、人寄せに安易なキャラクター・タイアップか、もしくはあってはならない日本のお約束・『黒は不吉』のタブーをもとうとう破り、こともあろうに離着陸の不安心理を逆撫でするような真っ黒けキャラクターで勝負するなど、節操のないことおびただしいデザインの軽はずみ様相を呈しています。

ともかく、いつの間にやらキャラだらけといった様相がこの日本の隅から隅まで覆いつくされ、気が付いてみれば、静かさを求める大人には辛い毎日でありますね・・・。

私はそんな巷を無視して、アームチェアートラベラーとなってGoogle Earth を遊ぶのが、ほどほどの良い趣味とでも思っているのでありますが・・・。

それでは今はもういない・・・PAN AMへの感謝、そしてPAN AMの歴史をYouTubeで!。

http://www.youtube.com/watch?v=Tp_jwmwg7AE&mode=related&search

http://www.youtube.com/watch?v=9UkcqviVH3g&mode=related&search

Come Fly with Me Music Come Fly with Me

アーティスト:Frank Sinatra
販売元:Capitol
発売日:1998/09/08
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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