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2008年5月11日 (日)

1963・自転車合宿 鳥居峠

196318_2写真:佐々山 厚さん                             

1963年、高校一年生の夏に決行した、サイクリング同好会の部・昇格条件としての夏合宿は、それまでに体験したことのない、人間関係を含め、多くの実学的経験をすることとなりました。特に、頻繁に起きる転倒のかすり傷の応急処置、自転車の故障の修理などは、この合宿を通して、どうにか見よう見まねで覚えたようなものでした。

今では、全国何処に行こうと舗装は当たり前ですが、この年は東京オリンピックを来年に控え、関東甲信越方面は、まだまだ未舗装地域が圧倒的というものの、突貫工事に殺気立つ舗装工事の箇所にも、度々遭遇しました。

そうなれば、夏の炎天下、ただでさえしんどい状況下、口をちょっとでも開ければ、砂・土埃でジャリジャリとなってしまい、からからになってしまった喉のうがいに精を出すしかないのでした。おまけに、履いている靴は、当時のロードレース用の、底も情けないほど薄いものでしたから、砂利道を歩けば、靴底から砂利石の痛さをじかに感じましたし、足元がふらついて歩きにくいこと、この上ないのでした。 鳥居峠を下っているこの写真にしても、表向きは笑っていますが、実際は頻繁に行き来するダンプカーに僻々しているのです。砂利がばら撒かれた道路は、滑るような危険に満ちていて、すぐ自転車がすくわれて、転倒もひっきりなしといった状態で、夕方にはヘトヘトになって、その日の宿に辿り着くのでした。

おまけにサングラスひとつとっても、ぴったりと顔や耳にフィットするものなど皆無でしたから、砂利道で振動する顔面を逆撫でするように、容赦なく、縦に揺れ動き、それがやたらと気になっていました。

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