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2008年6月23日 (月)

信州便り・飛曇荘

Rimg10175_2 Rimg10176 Rimg10160 一昨年来、Daniel Rebourさんの自転車メカニカル・イラストレーションhttp://sohske.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/daniel_rebour_e419.html#commentsを通して、ブログにお近づき戴いた秋山東一さんhttp://landship.sub.jp/stocktaking/の設計による飛曇荘(HIZUMISOU)・・・騨と安野を組み合わせた屋号・・・を観に行くチャンスが降って沸いたので、限られた時間を捻出して、信州・松本に出かけました。現在お住いの宗亭さんご夫妻http://hizumisoh.citrohan.sub.jp/は、仕事のご都合上不在でしたが、秋山さんのお気遣いのお陰で、玄関脇には、『歓迎・alpshima様ご一行さま』と、恐縮してしまうメッセージも貼られ、犬連れの私としては、のんびり外側から拝見する程度しか頭になかったものですから、ただ不在のご夫妻のいらっしゃるであろう、上高地方向にお礼をいたすしかありませんでした。

建築には、全くの門外漢である私が、おいそれと口を挟むものではありませんが、秋山さんが、永年ライフワークとされてきたスタンダードな道具としての住いを、この目でしっかりと観てきたつもりです。軒先の樋隠しの伝統的処理を、現在感覚で処理しているだけを観ても、さらに内部の生活設備などは、吉村順三以上の、ワクワクしてしまいそうな、アイディアに溢れた仕掛けがあるように思えて仕方ありません。この物件は松本市郊外の住宅団地の地域内にあって、際立ってモダンな意匠と、快適生活の窺える存在となっています。宗亭さんが今、植栽と庭の造作の準備をされているようですから、樹木植栽がこの住いに根付く頃となれば、一層、優しさも兼ね備え、さらに際立った存在となるでしょう。

飛曇荘を観ていると、ドイツ車に顕著な操作性・認知性の具合の良さを信奉される秋山東一さんならではの、外観から即座に『洒落た具合の良い住い』であることが、ピンと来るのです。

昨今の記号的様式建築の蔓延る中、飛曇荘のような良識と見識に裏打ちされた住いが、良識あるリベラルな施主さんを中心に徐々ではありますが、増えていることも事実で、アノニマス性(匿名性)をデザインの第一義性と捉える私など、まだこの世の中、見捨てたものではないな・・・などと、帰り際、独りで納得しました。

次回、機会がありますれば、秋山さんご同行で、室内の詳細な説明と、その後の、美味しい酒盛りを愉しみとしています。

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