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2008年6月 4日 (水)

広重・山王祭り

025 その昔、江戸・赤坂日枝神社 山王祭りhttp://www.hiejinja.net/jinja/hie/gyoji/sanno_matsuri/index.html は、神田明神例大祭と並ぶ江戸の大祭でこの二つの祭りだけが江戸城への入城・巡行を許されていた、格式のあるお祭りだったそうで、その行列は江戸の風物として定着していたそうです。

広重もこのお祭りを描いていて、半蔵門に入城する荘厳な花笠行列と、手前・大伝馬町、奥・小伝馬町の山車が天高くたなびいているようすが圧巻です。

江戸時代は、祭りに限らず様々な催しのあるたびに、市中を着飾った町人から旗指物に代表される飾り物に至るまで、渋い町並を背景に鮮やかに彩っていたかと思うと、ずいぶん高度なトータルアートセンスに満ちた都市であったことは間違いありません。宴が終ればまた、元の自然素材で造られたナチュラルトーンに近いシックな建物と、渋い着物の町人のうごめく町に戻るわけですから、その都市環境の美しさとハレとケというめりはりのある生活環境は、今のように年中勝手な色と光、そして騒音に溢れた東京では、考えもつかないほどの洒落た光景を紡いでいたことでしょう。

知らず知らずのうちに、勝手し放題の商業環境に洗脳されて、町の誇りが消え去ってしまった今の東京でありますが、願わくば、四季の歳時記に則った生活の見える町並が都心でも復活することを・・・と、思わんばかりであります。

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