ポールスミスも走っていた!。
私が高校生の頃といえば、1963年から1965年あたりですが、毎週末、天気に問題なければ東京郊外を自転車で走り回っていましたが、丁度同じ頃、ロンドン郊外をひとりの男が、やはり自転車の魔力に引き込まれて、走りまくっていました。後にファッションビジネスを成功に導いたサー・ポール・スミス http://www.paulsmith.co.jp/ です。
この写真を見ても、私の乗っていたロードレーサーと全くお揃い状態で、各ディテールの収まりなどは1960年代のテーストに溢れ懐かしさで嬉しい限りです。
今や、ハイテク化してしまった競技用自転車ですが、この頃はまだカスタムメードとしてフレームを技巧的に細工する職人技の蝋付け溶接に、グレードの全てがかかっていました。最近はハイテク化の反作用で、このようなクロモリ系の自転車を愛する方々が、特に若い方を中心に増えているそうですから、自転車の美しさが最もよく表れる細身のロードレーサーを愛して止まない私世代としては、喝采ものであります。
まあ、こんな写真一枚を眺めているだけでも、学校から帰ると先ずは自転車磨きに始まり、夕食時間まで一つ一つの部分を食い入るように見つめていた、45年前のワンシーンが蘇ってきます。
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