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2008年7月20日 (日)

南麻布・青木坂(富士見坂)

Img_8215 青木坂は港区南麻布4丁目にあり、フランス大使館前から南西方向へ下る全長100mほどの狭い急坂。新富士見坂のすぐ南隣にあります。江戸時代中期以後、北側に旗本青木氏の屋敷があったことが坂名の由来。当時、坂上から富士山が良く見えたので富士見坂とも呼ばれていました。現在の坂上部は高い塀と樹木に日差しが遮られ、昼間でも薄暗く「幽霊坂」のような雰囲気です。

この辺りは麻布台地の南西部に位置し、西麻布から南麻布にかけて都内で最も起伏に富む地形が続きます。付近一帯の旧町名だった富士見町は優れていた眺望から名づけられただけでなく、江戸時代初期にあった将軍家別荘「白銀御殿」の別名「富士見御殿」からとの由来もあります。江戸時代の富士山眺望に代わって、現在では恵比寿ガーデンプレイスタワーの超高層ビルが正面にそびえます。

夏ともなると、早朝でなければ、その暑さ故、自転車から遠ざかるのが自然の成り行きというものでしょうが、東京都心のなかでも山あり谷ありといった起伏に富んだ麻布界隈の地形であれば、涼む処も多く、蝉の声もさらに涼感を増長してくれますから、陽射しが強くとも、案外ヒルクライムの練習も兼ねて江戸の名残を踏みしめるのに最適なルートが、多々あります。

此処、青木坂は、南麻布フランス大使館裏にあり、厳しい勾配をもっていて、一本北側にある新富士見坂とともに、周辺も含め、居住環境グレードの高さもセットで愉しめます。上りきって、左方面に向かえば、いつの間にか、有栖川公園附近に出て、此処で深い緑の元、一服するのが定石です。この界隈は、江戸時代の道筋がそのまま残っていることが多く、ふと気が付くと、うっすらとした森の中といった情緒気分に浸ることができます。

しかし、あまりうろうろしていますと、ガードマン比率の高い環境ですから、不審に思われないよう、ご注意ください。

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