« トイカメラというジャンル。 | トップページ | 高岡のユウカメロン! »

2008年8月11日 (月)

昭和の典型住宅

Rimg10055 炎天下の多摩川サイクリングは、けっこうしんどいトレーニングになりますから、帰路につく頃は状況判断も覚束なくなり、集中力を途切れないように自問自答しつつハンドルの揺れを気にしつつ、ひたすら家路につくのです。逆に、爽やかな一日ですと、気持ちに余裕が出来て、徘徊の醍醐味でもある昭和住宅物件にでくわす確立が、ぐーんと向上するのです。

この日は昼頃から、風が涼しくなって、午前中の蒸し風呂状態が嘘のようでありました。多摩川周回を終えて、定番の帰路・田園調布から自由が丘経由、駒沢までの途中、普段と違うコース取りをしたところ、ご覧のようなメインテナンスも完璧な昭和30年代と思しき物件が現われました。板張りの外観も酸化することなく、みごとな風貌で、日本の定番ここにあり・・・とでもいいたげに、凛として、存在しています。さぞ、これまでの手入れたるや、並大抵のエネルギーではないように思え、つい、シャッターを押したわけです。

家中にモノがあふれ出す以前の、昭和30年代前半の慎ましやかな家庭像が外からも窺えるようなこの典型住宅のタイプも、この何年かで都心の此処彼処からすっかり姿を消し、あとは、お決まりの家賃収入安定確保主義の風貌へと変わってしまうのが、どうやら、昨今の通り相場のようです。自転車で夫々の町を徘徊していますと、この国の将来への不安感は、街並みさえ景観などとは関係なく、経済志向へと変えてしまい、その動きがここに来て益々、顕著であることを、自転車で走りながら実感しています。

|

« トイカメラというジャンル。 | トップページ | 高岡のユウカメロン! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/29019/21643944

この記事へのトラックバック一覧です: 昭和の典型住宅:

« トイカメラというジャンル。 | トップページ | 高岡のユウカメロン! »