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2008年8月 6日 (水)

居心地の良い店!

Holiday11 自転車の恰好をしても、さほど気にとめることなく入れるお店というのが少なくて、都心ですとどうしても休息する店が決まってしまいます。

神宮前近辺であれば『J・COOK』の美味しい軽食、神田界隈であれば、『さぼーる』のオーナーのしゃきっとした江戸前の応対と、切れ味のよい香りの珈琲が気分よいですし、少し北に上って本郷辺りですと『近江屋洋菓子店』のスープランチとご存知アップルパイ、ケーキ類・・・などと、食に関するお店のチョイスを正しくお洒落にすることは、都心の自転車徘徊が楽しく過ごせるか否か、決定的な要素なのです。

さて、昔の日本家屋でいえば縁側、店でいえば御茶屋の毛氈を敷いた縁台・・・といった日本独特の空間は中でもなく外でもなくといった、正に日本の曖昧性の代表例のようなものですが、こんな環境の場所も都心では限られていて、フランチャイズの無機的メニューとマニュアル通りのおもてなしに耐えるのが、一般的な自転車愛好家の行動のようです。

ジャックタチの映画や1950年代から60年代前半のフランス映画には、フランス文化ともいえるカフェが多く登場して、今でもビデオを通して愉しんでいますが、私が初めてヨーロッパに旅行した時は、その数の多さと店の歴史の長さにびっくりしたものです。どんな地方に行っても、地元の親爺さんたちが仕事を終えて談笑に耽っている様子をみて、羨ましい生活環境だなあ・・・と感じ取ったものです。

今でも、この絵のような小さなホテルとカフェ・バー・ビストロなどが組み合わさった所が目の前にと突如現れれば足を止めたくなってしまう性癖は、子供の頃から吉祥寺・神田・銀座で父の徘徊をつき合わされ、居心地のよい店の雰囲気を子供心に知ってしまった影響からかも知れません。

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