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ダンボールのような厚手の紙に石墨・ペンキ・油彩を操って描かれた家の様子はウォリスにしてはバランスの取れた素人好みの趣きです。
自分の住んでいたセントアイヴスの近辺を記憶を元に描かれたと思われますが、彼にとって船の描写とは少し異なっていて、さっぱりとしたデザイン感覚に溢れています。船員時代が長かったこともあって、船に関係するモチーフにはそこかしこに自分を投影する表現がありますが、家にはあまり未練がなかったのか、どの家にも生活感がなくて、却ってそこに彼の人生観がありそうです。
2008年8月24日 (日) 午前 12時00分 文化・芸術 | 固定リンク Tweet
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