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2008年9月 2日 (火)

1967年・モンテカルロ

29b1967 まだ自動車免許証を持っていなかった1967年の春、降って沸いたようなヨーロッパ・スポーツ関連の取材旅行のスタッフに潜り込んだのはよかったのですが、ほぼ毎日300キロ近いドライブの連続でへとへとになりそうな状況でした。

車はロンドンのBMCで借りたMGと、当時スイス・ローザンヌでホテルマンの修業をしていた吉田一政さん(写真・右)の持っていたミニクーパーという小型車の2台でしたから、そこに大人が五人と荷物をぶち込んでの窮屈な、珍道中まがいの毎日でした。ツアーは2月23日から4月6日までというロングな日程でしたが、様々な初見聞を堪能できた私は、若さもあって全く疲れを見せずに、毎日ナビゲーター役に徹したのです。そんなことを言っても、ミシェランのマップだけを見せられてのナビゲーターは相当にしんどいもので、少しでもルートを外れるとお叱りの嵐が後方左右の座席から吹くのでした。

この写真は、モナコでのスナップです。右の吉田さんはホテルマンの修業をしつつ、当時、三船敏郎さんの主演?による『グランプリ』という映画にも出演したほどのドライビングテクニックの上手な方で、モナコに到着する前に越えて来たイタリア・ドロミテ地方の崖をラリードライバーのようにドリフトしながら疾走したスリリングな記憶は、今もって消えないどころか、あれほどの恐ろしさをよく隣で耐えていたものだと、今でも妙に感心してしまうのです。

モナコにはグランプリレースの取材を含め4日ほど滞在し、最後の夜にカジノに正装して出かけ、スタッフの一人がブラックジャックで当時の初任給の二年分という大金を当て、そのおかげで全員旅行を延長してスペインまで足を延ばす事となりました。

この写真はその奇跡の起こる当日のお昼頃です。

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