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2008年9月19日 (金)

たむらしげるさん。

Rimg12386 絵本が地味ながら根強いフアンを獲得し、どこの本屋に行っても、子供よりむしろ、大人が絵本コーナーを占拠している状況のようですし、ちょっとした雑貨セレクトショップに至るまで、絵本が写真集に変わって、その店のセンスのバロメーターとなっているようです。。

これも、静かな時代の象徴的現象かも知れませんし、それよりも、絵そのものの楽しさ・美しさ、簡潔な文のもつ、さっぱりとした感覚が疲れ切っている都市型の生活者にはうってつけの癒し療法のひとつなのでしょうか・・・。

この画像の作者、たむらしげるさんの絵には、独特なシャープな構成・コントラストを意識した色彩設計がふんだんに一冊の中に盛り込まれ、大人を中心に根強い人気があります。

さて、20年以上も前、最終的には却下されましたが、たむらさんのイラストを使った包装紙を、郊外百貨店の新業態店舗に採用しようと目論みました。都心の百貨店では出来ない店舗コンセプトをグランドデザインとして立ち上げ、多くのクリエーターや新感覚の取引先の洗い出しを手始めに、新しいくくりの店作りの下準備をストックしていた頃の話です。優秀で新しいことに貪欲な、若さとバイタリティに溢れた若手社員同士、前例など無視した企画が飛び交い、その会議たるや、ほとんど笑いと感心の連続で、毎日その日の予定さえ分からないほど、多くの売りこみが殺到したのです。

今でも新鮮な、たむらさんの絵本をめくるたびに、その時代の、活力と体力にあふれ出ていた百貨店の、人材の素晴らしさを思いだします。今では、新規な取り組みに及び腰となっていて、せいぜい、商売の中心である、婦人服・雑貨の範疇でしか、変化を求めない経営環境のようでは、おのずと勉強・見聞範囲も狭くなり、結果、視野の狭い人材ばかり育ってしまうという悪循環でしょうから、昔の資料などを探して、あの時代のエネルギーにあふれた、新店舗企画書を再読してもらいたいものです・・・。

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