« 銀座松屋・センスアップされた紙の器展 | トップページ | 安井曽太郎・錦の山 »

2008年9月23日 (火)

散歩と葉書

Rimg12685 最近のメンズシューズは、気合の入り過ぎと言っても言い過ぎではないほど、細部に至るまで、神経が行き届き過ぎ、メンズ・ワードローブの大法則である全体とのバランスなど、お構いなし・・・、といった様相を呈しています。片や、発砲樹脂で成形された、きのこのようなサンダルのお化けのようなものも、子供ならばまだしも、男性にも浸透していて、その両極端が町に溢れ、風景を猥雑にしている・・・、というのは、考え過ぎであります。

先週、久しぶりに、神田の古書店でダンボール入りの安売り雑誌から、1980年代のESQUIRE誌を一冊80円という『哀しくて嬉しい価格』で数冊買い求めて、ほったらかしにしてましたが、この日、朝からページをめくっていると、実にきちんとした、メンズの持ち物の特集がありました。中でも、連綿として職人が作り続ける、作意の無い造形と仕立てのローファーシューズを見ているだけで、男の衣装計画がいかに複雑ながら合理的なものか、分かるのです。ジャケットのシルエットとシャツの出具合・スラックスの裾幅とダブルの高さ・靴と靴下の約束ごと・・・など、複雑怪奇な相対的関係のバランスのポイントさえ、得とくすれば、それで何十年も、同じアイテムをリピートすればよいのですから・・・。 と、思うのは、大間違い!。昨今のバサラファッションの跋扈(ばっこ)で、合理的な組み合わせは消し飛んでしまい、その方程式がすっかり狂ってしまいました。

懐かしい雑誌を観つつ、水彩画で描いたローファーの葉書を出しに行く、雨の合間のひとときであります。

|

« 銀座松屋・センスアップされた紙の器展 | トップページ | 安井曽太郎・錦の山 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/29019/23939637

この記事へのトラックバック一覧です: 散歩と葉書:

« 銀座松屋・センスアップされた紙の器展 | トップページ | 安井曽太郎・錦の山 »