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2008年9月24日 (水)

安井曽太郎・錦の山

Photo_21 安井曽太郎(1899~1955)

京都市中京区に生まれ、神奈川県湯河原町にて歿。木綿問屋を営む安井商店の五男として出生する。京都市立商業学校を中退し、1904年聖護院洋画研究所に入り浅井忠に学び、引続き関西芸術院に進む。1907年津田春楓とともに渡仏。パリのアカデミー・ジュリアンにてジャン・ポール・ローランスに師事し、のちに自由制作へ移行。ミレー・ピサロ・セザンヌらの画法を研究する。1914年に帰国、二科会会員に迎えられ、翌年の第2回二科展に滞欧作を展示して大きな話題を呼んだ。その後は日本の風土に立脚した独自の作風を求め、伸びやかな筆致、鮮やかな色彩、シンプルで落ち着きのある構図を確立させ、梅原龍三郎とともに並び称された。1935年帝国美術院会員になり、二科会を辞し、翌36年一水会を創立させる。1944年帝室技芸員、東京美術学校教授。1952年文化勲章受章。1955年12月14日逝去。歿後、1956年の遺作展における収益金をもとに、翌年新人の登龍門として定評があった安井賞が設定された。

安井曽太郎の絵画には巨匠としての風格が堂々としていて、観る者に大きな衝撃や感性を揺さぶられることは少ないものの、構図と色彩の美しさともに秀でて、いつまでも飽きられない画家です。この一枚も安井 の故郷である京都の錦絵を観るような趣きがあって、以前はこのような傾向の絵画には見向きもしませんでしたが、最近は悪くないなあ・・・と思うようになりました。鈴木信太郎のような軽快感やカジュアルセンスは持ち合わせていませんが、そこは巨匠ですから、堂々たる具象と抽象の狭間を駆け抜けるセンスはおみごとであります。

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