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2008年9月29日 (月)

エドワード・ホッパー・Tables for Ladies,1930

Ed19 今ではこんなクラシックな雰囲気を持つレストランも少なくなりましたが、それでも神田・本郷界隈や根岸辺りの永く続いているお店には、似た雰囲気があったりします。

1930年http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/year/1930.htmlに描かれたこの絵はニューヨークの、それもイタリア人の多い地域のさほど高級ではないトラットリアのようなレストランを描いたと云われていますが、確かな根拠がある訳でもありません。おそらく僅かに見える床の市松格子が、そういう憶測を呼んだのでしょうが、私は、この床だけ観ればフレンチ・ビストロのように思えないわけでもありません。

この前年、歴史的な大不況に陥ったわけですから、描かれた登場人物にも明るさなど微塵もなく、奥の二人の会話も、暗い世間話などに終始しているようです。レジの女性はこの時代に大流行した髪形ですが、ディスプレィに一生懸命な彼女は、髪にお金を掛ける余裕もなさそうで、ひたすら、果物とステーキというたいへん難しそうな組合せに孤軍奮闘している最中のようです。

ホッパーにしては珍しい街の働く女性を採り上げた一枚ですが、此処にも彼独特の都会の中のロンサム・フィーリングが際立っています。

さてこの時代、世相は暗いのですが、音楽はやたらとロマンチック路線をひた走りしますが、その中でも人気だったのが、Paul Whiteman &his Orchestraです。http://www.youtube.com/watch?v=dqc9iNSTrmQ&mode=related&search

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