« 豪徳寺・ほど良い距離感 | トップページ | 荒ぶるアラカン(アラウンド還暦) »

2008年10月17日 (金)

エドワード・ホッパー・Roofs,Washington Square.1926

Ed10 屋根に上ることは、ある時代までの男の子にとってかなりの冒険でありました。私も親のいない隙を狙っては、こっそりと二階の畳部屋から、足の汚れの証拠を消すための雑巾も用意してはだしで恐る恐る屋根に出たものでした。今と違って、東京都心でも杉並・世田谷あたりですと屋根に上って初めて見える世界が地上のそれとは全く違い、あたかも征服者のような気分にもなれましたから一度癖になると、又行動を起こしてみたくなってしまいました。

エドワード・ホッパーが描いたマンハッタン・ワシントンスクェアのアパートメントの屋根を描いた一枚には、そんな気配は見られず、あくまでもハード面を対象にして描いた結果、都会の静寂さが聞こえてきそうです。空には彩色を施さず、白の余白を活かした結果、眩しさが眼を痛めそうでもあります。

整然とした煙突とセピア色の全体の調子が相まって、ニューヨークの喧騒を象徴的に表現した傑作と私は気に入っているのですが・・・。

|

« 豪徳寺・ほど良い距離感 | トップページ | 荒ぶるアラカン(アラウンド還暦) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/29019/7282290

この記事へのトラックバック一覧です: エドワード・ホッパー・Roofs,Washington Square.1926:

« 豪徳寺・ほど良い距離感 | トップページ | 荒ぶるアラカン(アラウンド還暦) »