エドワード・ホッパー、岩と車 1927
都会の孤独感というか、所詮人間はたった独りでしかないのだ・・・というテーマを追い続けていたエドワード・ホッパーは、明るい海岸に沿った岩を描いてみても、そのシルエットで表わした車によって、又、孤独なメッセージが頭を持ち上げます。
1927年(昭和2年) http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/year/1927.html の作品でありますが、もう既に大恐慌の予感さえ察知していたような不気味な気配さえ感じてしまいます。それは妙な流れの雲のカタチのせいかも知れません。
それでもこの車のカタチとなると映画『俺たちには明日はない』で流れていたブルーグラスの名曲・Foggy Mountain Breakdown http://jp.youtube.com/watch?v=icMTVV5Lwaw が浮んできてしまいます。草原を疾走するシーンでのこのタイプの車は、大衆化しだしたアメリカの自動車産業の黎明期の象徴でもあったようですし、今も根強いマニアの皆さんがいらっしゃるようです。
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