スゥイング感抜群!Melissa Collard & Janet Seidel
自分の好みの音楽ジャンルを規定してしまうと、井戸のように深く狭く趣味としては達人の域に到達するのでしょうが、私のような浮遊指向ですとプールのように、やや浅く広く、その時代時代の感覚に浸る方が楽しいのですが、ことブルーグラスミュージックに関しては、中学以来すっかり深堀してしまいました。
最近は、古いジャズ系のサウンドをBGMとして専ら、流していますが、先々週、神宮前の意固地な店『J・COOK』の店主に薦められた、Mellissa Collard http://www.melissacollard.com/Reviews.html が抜群のヴォーカルセンスとバックミュージシャンのサウンドセンスに、久しぶりの豊かなひと時を愉しみました。全曲、ポピュラーなものばかりですが、そこに、繊細な現在の感性を織り込んで、ご機嫌至極であります。もう一枚のJanet Seidel http://www.janetseidel.com/ のCDは「Melissa Collardを好きな人はこのCDも買っています」というAmazonの口車に軽々と乗せられ、クリックしてしまったものですが、偶然とはいえ、こちらもドリス・ディの名曲ばかりで、スローなスタンダードが心地よく、この時季にみごとにはまる音楽であります。
さて、私以外にも、ブルーグラスフリークスの皆さんの中には、ジャズ、それもシンプルなものを愛する方々が多く、古くはホーマー&ジェスローから、ライ・クーダー、マリア・マルダー、そしてマンハッタン・トランスファー、ブライアン・フェリー、ノラ・ジョーンズ・・・などをお気に入りで、ジャンル越えがご法度のようなブルーグラス界において、ジャンル越えの達人たちが隠れキリシタンのように点在しています。
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