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2008年11月11日 (火)

伊勢丹・最高のウインドゥ

Rimg14120 Rimg14136 普段から使い続けているラウニーのRimg14124 固形水彩絵具とWHATMANの水彩画紙がなくなり、以前ですと銀座・伊東屋で購入できたものが、どうやら経営方針が変わってしまったのか、専門画材の品揃えが極端に減ってしまい、こうなると新宿・世界堂に出向くしかありません。

久しぶりの新宿は、以前にも増して元気な街となっているものの、その落ち着きのなさは天下一品です。そんな中、伊勢丹のウインドゥディスプレーがあまりにも美しく、凝っているのにびっくりです。業界というか、世界で初めてかも知れませんが、この時季の一番のハイライト商品でもある、クリスマスケーキにインスピレーションを頂き、ファッションや雑貨とのコラボレーションという粋な計らいを展開しています。予算など詳細は分かりませんが、新宿通り・明治通りの全てをこのモチーフで展開していて、この気合の入った企画はセンス・コンセプトともに、この数十年の中では最頂点といっても過言ありません。伊勢丹は考えてもみなかったであろう、三越を傘下に収め、三越が得意とするロンドンを隠し味にしたのか、ロンドンファッションが連綿として繋いでいるクラッシックとポップスの融合の薫りも漂っているかのごとくですし、なにより、その見目麗しさが周りの喧騒をしばし忘れさせ、一瞬の夢時間として最高のロケーションを提供してくれています。

なにしろ、ちょっと間違えれば野暮臭くなってしまうモチーフを、その類稀なアレンジセンスでみごとにウインドゥの持つ街の機能・意味を投げかけているところに、ファションデパートメントストア・伊勢丹としての魁の力量が十二分に発揮されています。

伊勢丹は若さとカジュアルなライフスタイルを通して、1950年代後半からサイズの基礎研究、世代別・関心度別の分析、時代による嗜好変化、店頭商品の分類ノウハウ、そして季節ごとのシーズンプランに至るまで、地道な積み重ねがあり、そのコンテンツは自分たちだけで抱え込むのではなく、取引先にきちんと公開したからこそ、百貨店業界の底上げの牽引となってきたのです。この日のウインドゥを観ても、方向性・先進性・訴求性・など、伊勢丹が百貨店業界のダントツのノウハウを今も蓄積しつづけていることを確信しました。Rimg14130

さて、世界堂に話を戻しますが、ここは扱い商品の全てが20%引きでさらにカード利用で5%引きということもあり、普段も大変な混み様ですが、この日は特に大混雑で支払いの順番待ちで25分も掛かりました。

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