町に生活があった頃!1950年頃
撮影:ディミトリー・ボリア
町に生活があった・・・とはこの様な場面をいうのでしょうね。
大田区緑ヶ丘・東工大の北側路上では、使い捨て社会の到来する以前の、エコライフが展開されています。
私の記憶はさほど確かでありませんが、住んでいた杉並区でも日曜日ともなれば、生活道具を補修する職人さんたちが、一軒一軒訪ねながら、商売していたように覚えています。
荒物・金物と呼ばれた分野の生活用品は毎日使うものでしたから傷みも激しく、それだからこそ、この様な職人さんの需要も少なからずあったわけです。
靴屋・鋳掛屋・桶屋さんが並んで修理の百貨店状態ですが、この手前の大きな桶は何に使っていたのでしょうか?。普通の家庭ではなく、漬物屋さんの依頼で修理しているのでしょうか?。覗き込む旦那の様子に迷惑そうな職人も、今の時代のようにすぐキレルわけでもなく、穏やかに応対しているようですし、暖かい陽射しの元で、長閑な時代でありました・・・。
後ろに見え隠れする映画のポスターを観ると、、荏原町・旗の台町・自由が丘町にも映画館があったようで、間もなく映画の黄金期が到来する寸前の風俗です。
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