« バター容れなのですが! | トップページ | エドワード・ホッパー、街並み »

2008年12月 1日 (月)

下町カフェ・神田錦町

Photo 「喫茶店は憩いの発明品である・・・」と言ったのは東京喫茶店研究所所長・沼田元気氏ですが、最近は時間を愉しむ気配のある店も壊滅状態で、町に根付いた店そのものが喫茶界の護るべき永久の遺産なのです。ゆとりのある穏やかな時の流れを静かな雰囲気で嗜むには、それなりの業界が固まっているところならば、まだ存在価値があるのでしょうが、こうもせかせかした状況では、生き延びることそのものが奇跡なのでしょう。

神田錦町二丁目にある、この喫茶店は、高校時代の先輩が居るビルの傍でひっそりと営業していますが、場所柄、紙・印刷業界が軒を連ね、早朝の一仕事を終えた初老の皆さんが、毎日お約束のごとく、自分の居場所を求め、10時には集まって来ます。路上で朝の陽射しを浴びている、鉢植えの並ぶ様子も下町そのままですし、店内から香ってくる珈琲の香りは、正統なお店そのものであることを保証しています。しかし、周りは虫食い状態の更地も目立ち、じわりじわりと空虚な風が、広がっています。

|

« バター容れなのですが! | トップページ | エドワード・ホッパー、街並み »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/29019/12074204

この記事へのトラックバック一覧です: 下町カフェ・神田錦町:

« バター容れなのですが! | トップページ | エドワード・ホッパー、街並み »