喫茶店は永遠!
何時でも・誰でも・何処でも・・・と言いたくなるように、均一な工業製品のようなカフェが、町の一等地を占めるようになってしまいましたが、世の中の定説どおり、時計の振り子のように相反するものを求める輩も多く、ましてや、私世代が現役から解きはなれ、自由な時間を謳歌しようとすると、それに相応しい、静かで品の良いカフェ・喫茶店が少ないのに驚かせられます。
確かに、一杯、高くてせいぜい500円ほどの商売だけで、店の維持が出来るほど、この世間はあまくないでしょうから、夫々、珈琲教室・ギャラリーの併設などは当たり前、最近は拘りの本をまるで図書館のように貸し出す店なども登場して、効率一辺倒のマーケティングでは拾えきれない客筋を、地元の運命共同体のように、頑張っている店が、誕生しています。
私は、珈琲を自分で挽いて入れるのを朝の儀式のように過ごしていますから、こればかりは、家人に頼むわけにもいかず、早朝の静かな時間を、独りで愉しんでいます。
さて、久しぶりに本棚から出したこの三冊、どれもお気に入りの時間を過ごす愉しみとしての、カフェ・喫茶店をこよなく愛する人の著作ですから、微にいり細にいり・・・、とことん、自分の至福の時間に関わるエッセイで満載です。たとえ、この世からカフェ文化が消え去ってしまっても、この本の中に凝縮された、百科事典のような『正しいカフェ・喫茶店のありよう』が、いつでも、自分を、素晴らしき愉悦空間に誘き寄せてくれます。
三冊とも絶版ですから、美味しい珈琲でも頂いた後、古書店などでお探しください。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。


コメント