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2009年1月 2日 (金)

京橋・1935年

1935 明るい青空が目の前に広がっていると、それだけで、気分は晴れやかとなりますが、最近の都心は、以前にも増して高層ラッシュで、青空の占める面積も減りだし、ますます、昼間から暗く冷たい街が増えだした・・・、といっても過言ではないでしょう。

晴天の下、自転車で街を抜けるとき、なるべくならば、温かい場所を通りたいですが、最近は、高層ビルのおかげで、その温かさが継続されず、いきなり、温度差が激しく低くなってしまうことも、多くなりました。

さて、この写真は、京橋の往時の姿です。遠くに見える第一生命相互館は、姿を変えて、現在も同じ場所に、そのモダンな威容を誇っていますが、私は、どちらかというと、こちらの煉瓦の風貌に、軍配を挙げてしまう感性に賛成です。1963年には首都高速道路が完成して、この橋も川も消え去り、ただの通過点に過ぎなくなりました。

江戸から続く掘割の都・東京は関東大震災で、ほとんど埋め立てられたりしましたが、銀座界隈には、まだ、その余韻が微かに残されていて、明治からの近代化・洋風化の過程が具体物を通して、検証できましたから、街に多少の問題はあったものの、格調の高さはみごとなものでありました。現在、この界隈はホテル・映画館・居酒屋などの雑居状態となっていて、日中の暗さも哀しい雰囲気に満ちています。

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