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2009年1月25日 (日)

箱根の絵葉書・1956

Rimg16125_2 54b22_2 1956年に両親と夏休みに箱根に行った記念に買った絵葉書が良好な保存状態で見つかりました。それも、父があまり重要視していなかった雑本の箱の片隅のちらしなどと一緒に固まっていました。

私は小学校一年生から学園が所有する箱根寮に『夏の学校』という集団生活に行き、広大な野趣に満ち溢れた草原で駆け巡るのが楽しみで、その様子を父に話してましたし、絵日記にも記録してあるのを、父も観ていたのでしょう。この年、急に、「箱根に行こう!」ということとなり、普段は外に出ることを苦手とする父にしては、珍しい行動でしたが、この箱根行きから13年間、父との旅行は途切れてしまいました。

さて、1947年に始まり1968年に協定和解する、所謂、箱根山戦争がこの頃頂点となり、箱根の旅館組合をも巻き込んだ小田急(背後に東急)・西武の観光をめぐる主導権争いとなり、バス。ケーブルカーの覇権争いは勿論、景観の縄張りをも取り込んだ商業戦争化していきます。

この絵葉書に見られるイギリスの湖水地方のような景観は箱根山戦争のあおりを受け、あっけなく終わりを告げてしまい、さらに、芦ノ湖という静かで美しい湖に相応しくない帆船やカワイイキャラの船が行きかうようになり、それまでの、ハイソな箱根のグレードは吹っ飛んで、観光の大衆化の象徴となっていき、その残念な姿は今日まで変わらず健在であります。

その全貌を題材とした獅子文六の小説『箱根山』はかなり面白いですし、映画にもなっていました。

箱根山戦争http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%B1%E6%A0%B9%E5%B1%B1%E6%88%A6%E4%BA%89

こちらは箱根山戦争とは呼ばす、箱根山強盗事件と呼んでいます。http://www.k2.dion.ne.jp/~hkg/page155.html

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